こんにちは!薬剤師のShinです!
これまで薬剤師として多くの患者さんと向きあい、健康のサポートをしてきました。
しかし、薬だけでは健康は守れないと感じる場面が多くあり、病気になる前に予防することの大切さを実感しました。
その中で特に私が興味を持ったのが腸内環境です。
腸は健康の基盤であり、食事運動生活習慣を整えることで、薬に頼りすぎない健康な体づくりが重要だと考えています。これまで日本全国だけでなく、世界一周の旅を通じて多様な健康観を学びました。
また、講演活動を通じて予防医学や腸活についての情報を発信しています。
このブログでは、私の知識や経験を生かし、腸から始める健康づくりについて、皆さんと共有していきたいと思います!
・なぜ腸が重要?
・薬剤師の視点から見る課題
・これからの発信内容
なぜ腸が重要?
今健康のためには腸活が重要だと言われていますが、なぜ腸が重要なのでしょう。
腸には免疫の70%が集中しており、免疫の重要な拠点とも呼べる場所です。腸内環境が整うことで、体内の免疫システムが効率よく働き、病気への抵抗力が高まります。一方、腸内環境が乱れると、免疫バランスが崩れ、アレルギーや自己免疫疾患のリスクが増加します。
我々人間の遺伝子は約2万2000程と言われておりますが、腸内細菌の遺伝子は300万〜1000万あると言われています。
また、細菌の種類もわかっているだけで1000種以上、100兆個いると言われており重さにすると1.5kg分です。
つまり私たちは見た目は人間ですが、遺伝子の数で言うとほとんど細菌なのです。
このことから腸内細菌を集め、育て、そして補うことで全身の健康が維持できるのです。
薬剤師の視点から見る課題
腸活とは「腸内には多種多様な腸内細菌が生息しており、そのバランス(腸内フローラ)が体全体の健康に大きな影響を及ぼすため、腸内フローラを良好な状態に保つために生活習慣や食事の改善、運動などに気をつけること」と言われております。
しかし、先日衝撃的な論文が発表されました。
この論文によると、腸内環境に影響を及ぼしている要因は食事や運動、睡眠よりも「薬」が最も影響を与えているといった内容です。
私は薬剤師ですからこの論文に衝撃を受けました。その上で、影響度の高い医薬品のうち上位を占めている薬は普段多くの方にお渡ししている薬剤だったのです。
もちろん治療上医薬品を使用することは重要です。
しかし、「くすり」を反対から読むと「リスク」であるように、使い方を一歩間違えると大変です。
また、現在新型コロナウイルスや、ウクライナとロシアの戦争、医薬品の原薬不足から日本全体で薬が不足している状況です。
この状況は3年以上前から起こっており今後もしばらくは変わらないかもしれません。
そこで自分自身で健康を維持することが重要です。
これからの発信内容
では実際にどうしていけば良いか?
今後の発信では腸の働きや腸内環境の悪化が関係している病気、年齢別の気をつけるポイント、食事や運動、睡眠と腸との関係についてなど発信していきます。
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